本を読んでいて、
「心を砕く」
という表現に惹かれた。
人の心は岩になっている。
感情という波しぶきももろともせず、
外からやってくるものを跳ね返すことが当然のように。
私は心の岩を少しずつ、自分のチカラで砕いていこう。
あまりにも大きくて、今は表面を削るのが精一杯でも。
いつか、
岩は石になり、
砂になり、
粒になる。
さらさら、つやつやの粒子になるまで。
なめらかな粒は触ると心地よく、
吸い付くように柔らかくその指を包むだろう。
粒子になった岩は、感情をどれだけ吸収できるのだろうか。
朝倉京子
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